エッキー、クラウス、フランクの3頭が野生復帰へ向け 大きな一歩を踏み出しました
- 16 分前
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人間の学校には「4月になったら進級」という決まりがありますが、オランウータンがリハビリをするジャングルスクールでは、このように時期で次のステップへ進むわけではありません。
オランウータンが次のステージへ進めるかどうかを決めるのは、彼ら自身の成長です。
例えば
⚫︎木の上を遠くまで移動できるか
⚫︎自分の力でいろいろな野生の食べ物を見つけられるか
⚫︎人間に頼らず過ごせるか
スタッフがこれらをしっかり観察し、「もう準備が整った」と判断されたときに初めて次のステップへと進みます。
今回、エッキー、クラウス、フランクの3頭がその力を十分に備えていることを証明してくれました。そして2026年3月4日、彼らは野生復帰に向け、大きな一歩を踏み出しました。
クラウスとフランク:安全な移動を経て、より広い森へ
移動当日、先に準備が進められたのはクラウスとフランクでした。2頭は安全に移動できるよう麻酔で眠らせたあと、まずは施設内のクリニックで詳しい健康診断を受けました。
無事に健康状態が確認されたあと、ケージに乗せられ、これまで過ごしていた基礎クラス(レベル1)から、より野生に近い上級クラス(レベル2)のエリアへと移動しました。
新しい場所に到着した2頭は、まず「夜間用の部屋」で数日間を過ごしました。周囲の知らない音や匂い、新しい森のリズムに体を少しずつ慣らしていくためです。
実は、彼らのステップアップを決定づけた大きな理由は「毎日の食事」にありました。なんと2頭は、わずか1日のうちに4種類以上もの野生の食べ物を自力で見つけて食べたのです。
(これは基礎エリアにある食べられる植物のうち、35%もの種類にあたります)
このたくましい成長が、動物福祉チームや獣医チームが定める基準をクリアし、レベル2エリアへの移動が決まりました。
エッキーは自分の足で歩いて次のエリアへ
一方、エッキーの移動は少しユニークでした。
エッキーは麻酔を使う必要がなく、ケアスタッフの誘導に素直に従って歩いてくれたのです。そのため、移動用のケージも、クリニックでの検査も、車での移動すら必要ありませんでした。
なんと自分の足で歩いて、次の新しいエリア(レベル2)へと向かったのです。
レベル2エリアに着いたエッキーはクラウスとフランクに合流し、みんなで一緒に新しい環境に慣れるための「慣らし期間」に入りました。
環境が変わった直後はストレスを感じやすいため、スタッフが毎日の様子を慎重に見守っています。
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自由な森へ、また一歩近づいた3頭
3月末から、3頭は新しいエリアでの野外活動を少しずつスタートさせています。最初は森で過ごす時間を短く制限していますが、これは新しい環境に無理なく慣れるための大切な計画です。
そして4月初旬からは、いよいよ本格的な活動が始まります。3頭は毎日朝から夕方まで、一日中森で過ごすことになります。
このレベル2エリアで学ぶ一番の目的は、単に森の暮らしを知ることではありません。「森を自分の家として、安心して暮らせるようになること」——これこそが、彼らがここで学ぶ本当のゴールです。




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