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ロイの新しい生活がニャル・メンテンで始まります

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

2歳前後と推定される赤ちゃんオランウータンが、ニャル・メンテン・リハビリテーションセンターで、野生復帰に向けた訓練をスタートさせました。

ロイと名付けられたこの赤ちゃんは、釣りに出かけていた地元住民によって、母親の姿がないまま一人ぼっちでいるところを発見されました。


カハヤンの森で一人ぼっちで発見

ロイが最初に見つかったのは、カハヤン・フル・ムロイの森の中でした。発見した住民はロイを不憫に思い、自宅へ連れ帰って約5ヶ月間、世話をしていました。その後、ロイはパランカラヤの街へと連れて行かれました。


2026年1月16日、パランカラヤの住民から「赤ちゃんオランウータンを引き渡したい」という連絡を受けた中部カリマンタン天然資源保護局(BKSDA)は、すぐに現場へ急行。ロイを保護し、詳細な健康診断とリハビリを行うため、BOS財団のニャル・メンテン・リハビリテーションセンターへと移送しました。


到着時の健康状態

センターに到着した際、ロイは少し太り気味で、両脇の下に脂肪がついているのがわかるほどでした。これは、保護されていた期間の食生活が適切ではなかったことが原因です。ロイは甘いコンデンスミルクや甘い果物ばかりを与えられており、酸味のある果物を拒む傾向がありました。実際、ランサ(東南アジアの果物)を与えたところ、食べるのを嫌がり、その後に下痢をしてしまいました。


現在、ロイは隔離期間中で、詳細な検査結果を待っているところです。医療チームの勧めでダイエットプログラムも開始しており、健康的な体重に戻すことで、脇の下の脂肪も徐々に解消されることが期待されています。



元気いっぱいで、おてんばな性格

隔離中ではありますが、ロイは非常に活動的です。古タイヤを使ってブランコをしたり、木に登ったり、囲いの中を動き回って探索したりするのが大好きです。また、抱っこされるのが苦手で、おむつも違和感があるといわんばかりに自分で脱いでしまうことがよくあります。


ある時、ロイを隔離エリアの外に出して木登りをさせたことがありました。しかし、遊びに夢中になりすぎて次から次へと木を渡り歩いてしまったため、代理お母さんが遠くへ行きすぎないよう呼びかけながら追いかける、という一幕もありました。そのため現在は安全を考慮し、検査が終わるまでは隔離エリア内だけで遊ぶことになっています。


リハビリの次のステップへ

ロイは今、ニャル・メンテンで手厚くケアを受けています。健康状態が万全であると確認され次第、他の赤ちゃんオランウータンたちのグループに加わり、野生で生き抜くためのスキルを学ぶステップへと進む予定です。


ロイの道のりはまだ始まったばかりで、先は長く険しいものです。しかし、適切なケアとスタッフたちの愛情、そして整ったリハビリ環境のおかげで、ロイは今、健康な大人のオランウータンへと成長するための二度目のチャンスを手にしています。


 
 
 

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