新たに赤ちゃんオランウータンが保護されました。
- BOS Japan
- 7月7日
- 読了時間: 2分
更新日:7月31日
Niaという赤ちゃんオランウータンが、ニャル・メンテン・オランウータン・リハビリテーションセンターに到着しました。Niaは、中央カリマンタン州カティンガン・フルにあるトゥンバン・マホップ村のザキさんという地元住民から引き取られました。ザキさんによると、Niaは約2週間ペットとして飼われていましたが、その後BOSFへと引き渡されました。
Niaが最初に到着した時、生後約10ヶ月と推定され、体重はわずか3.0キログラムでした。最初の診察で、医療チームはNiaの腰の両側に擦り傷を発見しました。これは、飼育中に縛られていたことが原因である可能性が高いと考えられます。
森での出会い
Niaの物語は、トゥンバン・マホップ近郊の森で始まりました。そこで地元住民がオランウータンの赤ちゃんを見つけ、家に連れ帰ったのです。Niaと名付けられたその赤ちゃんは、最終的に救出され、安全な場所へと連れて行かれました。
その後間もなく、ザキさんは偶然通りかかり、村人が飼っている幼いオランウータンに気づきました。Niaの身を案じたザキさんは、村人にBorneo Orangutan Survival Foundation(BOSF)に引き渡すよう強く勧めました。幸いにも村人は同意し、Niaはすぐにニャル・メンテンへと向かいました。
新しい家に落ち着く
ニャル・メンテン・リハビリテーションセンターで安全に過ごしているNiaは、乳児保育室で隔離期間を過ごしています。献身的な代理お母さんたちのケアを受けています。リハビリはまだ始まったばかりですが、Niaはすでに好奇心と自信の兆しを見せ始めています。毎朝、Niaは保育室近くの木に熱心に登り、小さな手で木を揺らしながら、保育士たちの様子を注意深く見守っています。代理お母さんのそばで昼寝をするのも大好きになり、代理母の存在に安心感と安全を感じているようです。
Niaの回復力は、オランウータンとその熱帯雨林の生息地を緊急に保護する必要があることを強く印象づけています。彼女の回復と野生復帰への道のりは始まったばかりですが、私たちは常に彼女を支えていきます。Niaが強くなり、自由への道を歩み始める様子と、今後の活動にご期待ください。
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