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Jennyの7ヶ月間の成長記録-森の学校でのいたずらエピソードも-

  • 執筆者の写真: BOS Japan
    BOS Japan
  • 7月30日
  • 読了時間: 3分

1月に ケンバン・ジャンクット地区のペンアマラン村からやってきた小さなJenny。サンボジャ・レスタリ・オランウータン・リハビリテーション・センターに到着してから、もう7ヶ月が経ちました。最初はとても臆病だった彼女が、今では驚くほどたくましく成長しています。

Jennyの7ヶ月間の軌跡を一緒に見ていきましょう!


ベビーハウスでの新しい生活:最初はちょっぴり不安だったJenny


Jennyは、アブラヤシ農園で発見され、約5ヶ月間も地元の住民に飼われていました。通報を受けてBOSFの救助チームが駆けつけ、すぐにサンボジャ・レスタリへと保護しました。到着後、すぐに健康診断を受けましたが、身体的に健康であると診断されました。


健康診断の後、Jennyは適応期間を始めるため、ベビーハウス複合施設へ。当初は感情的にまだ弱く、頻繁に泣き、人間の代理お母さんに抱かれていないと安心できない様子でした。新しい環境に慣れ、他のオランウータンの赤ちゃんたちと交流できるようになるまでには、しばらく時間がかかりました。


Jennyは到着した時かなり汚れていたので、すぐにお風呂に入れなければなりませんでした。この最初のケアは、次の段階であるフォレストスクールに進む前の重要なステップでした。




森の学校で大成長!木登りも、食べ物も、いたずらも!?


Jennyの成長は本当に目覚ましいものでした!到着からたった1ヶ月で、早くも素晴らしい進歩を見せ始めたんです。

ジャングルスクールに参加するようになり、森の中にある葉っぱや野生の果物など、自然の食べ物を自分で見つけて食べることを学び始めました。そして何より驚いたのは、その木登りの能力です。野生で生きていくためには必須のスキルですが、Jennyはあっという間に身につけていきました。


ジャングルスクールでの楽しいエピソードもご紹介しましょう。ある日、Jennyが仲間たち(EsaとIndri)と一緒にいる時のことです。一人の友達が美味しそうにパパイヤを食べているのを見て、Jennyはこっそり忍び寄り、なんとそれを盗んでしまったんです!

でも、そのいたずらはすぐに代理お母さんに見つかってしまいました。するとJennyは、証拠隠滅と無実を装うかのように、盗んだパパイヤを丸ごと口いっぱいに詰め込んだんです!その生意気で可愛らしい行動には、代理お母さんたちも思わず笑ってしまい、「なんて賢い子なんだ!」と感心していました。


Jennyの将来への希望

今日に至るまで、Jennyの健康状態も能力もどんどん向上を続けています。彼女は、賢く、活発な若いオランウータンへと成長しています。サンボジャ・レスタリの献身的なケアテイカーたちの愛情あふれる指導のもと、Jennyは自然の生息地での、より勇敢で自由な生活に向けて着実に歩みを進めています。


これからもJennyの成長を温かく見守っていただけると嬉しいです。


私たちBOSは、オランウータンたちが再び野生に帰れる日のために、活動を続けていきます。



 
 
 

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